現在、成人においては、体重による肥満診断として、BMIが一般的に
用いられています。
日本肥満学会基準によると、BMIが、
17.9以下なら低体重(やせ気味)
18.0以上24.9以下なら正常
25.0以上29.9以下なら肥満度I
30.0以上34.9以下なら肥満度II
35.0以上39.9以下なら肥満度III
40.0以上なら肥満度IV
とされています。
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しかしながら、子供(乳幼児や学童)の場合は成長期という事もあり多少成人とは
異なります。
乳幼児の場合、BMIはカウプ指数(Kaup)と呼ばれ、18.0以上を肥満傾向。
学童では、ローレル指数(Rohrer)(=10×体重[kg]÷(身長[m])の3乗)が
160以上で肥満としています。
豚コレラオンタリオ州
上記は身長と体重から単純に計算された値であるため(成人の正常体重では
BMI=22)、大体の目安になります。
しかしこれには欠点があり筋肉質なのか脂肪過多なのか、皮下脂肪型肥満なのか
内臓型肥満なのか、一切分からないということになります。
このため、肥満と診断する際は上記の他、以下の定義と併用する場合があります。
適正な体脂肪率を、男性では15〜20%、女性では20〜25%とし、これを下回ると
低脂肪で、これを上回ると肥満となります。体脂肪率を用いれば、隠れ肥満
を発見でき、また、筋肉質なのか脂肪過多なのかも判明します。
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肥満という体重ばかり気にしがちですが、重要なことは、体重に占める体脂肪の割合
(体脂肪率)なのです。例えば、スポーツ選手の様にがっちりした体型でも
筋肉質なため、体脂肪率が意外に低い人もいれば一見痩せ型に見えても、
実際は運動不足で筋肉などが少なく、体脂肪率が高い人もいます。一般的に
脂肪は体重の20%ほどですが、この割合が高ければ過剰に脂肪が蓄積された
状態といえます。従って、最近では体重や見た目に関係なく体脂肪の多い状態が
肥満であるといいます。結論として、肥満を診断するのは体脂肪率なのです。
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