そのため、機能の回復には、「痛いのを我慢してでも無理矢理動かさなければならない」といなり、「リハビリ=痛い」というのは常識となっています。
しかし、この常識は誤りです。
関節可動域の制限は、実際には「関節周辺の筋肉の力学的なバランスの崩れ」によって起こっています。
簡単にいうと、曲げる筋肉と伸ばす筋肉の力の釣り合いが取れなくなってしまっている状態です。
曲げる力と伸ばす力の釣り合いが「5:5」であれば、曲げるにも伸ばすにも何の抵抗も生まれません。
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しかし、長期間の固定のどによってこの釣り合いに狂いが生じます。
仮にこの釣り合いが「曲げる力7:伸ばす力3」となってしまった場合、伸ばす力が曲げる力に負けてしまうため、釣り合いを取るため、「伸ばす力3」の分しか曲げることができなくなってしまうのです。
結果として「曲げる力4」の分が動けない、ということになるわけです。
(「曲げる力7」ー「伸ばす力3」=「曲げる力4」)
この状態で、「関節が硬くなっているから」と無理に曲げようとすれば、当然痛みが出ますし、関節や筋肉の機能はかえっておかしくなってしまいます。
歯車が噛み合わないまま無理に動かせば、歯車は壊れます。
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歯車を噛み合わせてあげれば、無理なく自然に動きます。
身体も同じです。
力の釣り合いがとれれば、関節は自然に動いてきます。
動けなくなってしまった関節は、無理に動かす必要はありません。
関節を動かすためには、「曲げる力」と「伸ばす力」の釣り合いが取れるように治してあげればいいのです。
症例
70代女性 左上腕骨骨折後2ヶ月固定
当院来院時、三角巾でつっていてで、自力ではほとんど動かせない状態
施術
軽めの運動療法、手技療法によって、これまで使えていなかった筋肉に少しずつ刺激を与え、筋肉が力を入れられる環境を整える
初回施術後、三角巾なしでも腕を支えられるようになる。
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わずかではあるが自力で前後に動かせるようになる
遠方の患者さんであったため週1回のペースで施術。
5ヶ月後、肩の動きは正常時の9割にまで回復する。
痛みなどはなし。
この間、痛みが出るような無理な可動域訓練は一切行なっていない。
この患者さんは、「動かなくなった関節は、無理に動かさなくても、力の釣り合いを取ってあげれば動くようになる」ということを証明してくれました。
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